【速報】前半を終えて古江は単独2位。稲見はボーダーラインの14位「2021リコーカップ」最終日
女子ツアーの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」最終日。ラスト9ホールになってもまだ稲見萌寧と古江彩佳の賞金女王争いは、どうなるかわからない状況が続いている。
写真/相田克己
最終日は風が強くなったことで、前半からスコアを落とす選手が続出。9ホールを終えた時点でスコアを伸ばした選手はわずか6人という展開になった。
そんな中で最終日を単独2位で迎えた古江はスタートホールでバーディを奪うとその後は2番から7番まではすべてパーセーブ。8番でアプローチが寄らずにボギーとなるが、9番でバーディを奪い、前半を終えて単独2位をキープ。
一方、賞金ランキング1位で、逃げ切りの賞金女王を狙う稲見萌寧はパッティングに苦しんでいた。1番ではバーディを奪うものの、3番で3パットのダブルボギー、さらに4番でも3パットのボギー。さらに6番でもパーパットを外してボギーとなり、この時点で2つスコアを落とした。しかし、9番でバーディを奪うと、10番でも連続バーディを奪って、順位を14位タイまで戻す。
この14位タイというのは、賞金女王のボーダーライン。古江が単独2位でも、稲見が単独14位以上となれば、稲見が賞金女王になる。
そんな賞金女王争いのキーマンになりそうなのが小祝さくら。前半9ホールを終えて古江を1打差で追う単独3位の小祝さくら。もし、小祝が古江に並んで、古江が2位タイになると、その時点で古江の逆転賞金女王の可能性は消えてしまう。
優勝争いをリードする三ヶ島かなは9番ホールでバンカーに入れるピンチを迎えるも、前半に1つスコアを伸ばして10アンダー。2位の古江には3打差をつけて、最後の9ホールに挑む展開となっている。