青木瀬令奈の10億円プレーヤー宣言から見えてくるもの
資生堂レディスオープンでツアー3勝目!
写真は2022年ダイキンオーキッドレディス時のもの(写真/相田克己)
「10億円稼げる選手になりたい」。資生堂レディスオープンでツアー通算3勝目を挙げた青木瀬令奈は、将来についてそう口にした。
通算11アンダーで2位に1打差単独首位でスタートした青木は、連続ボギーの出だしにも崩れることなく、3つスコアを伸ばして逃げ切り優勝。2017年ヨネックスレディス、2021年宮里藍サントリーレディスの過去2勝はいずれも逆転でのものだっただけに、違う形での勝利に「今後の自信になりました。甘さを捨てて勝ち取った1勝なので、今までとはまた大きく違う1勝でしたね」と感慨深く振り返った。
目標としている選手について尋ねられ、通算50勝の不動裕理の名前を挙げた時に出てきたのが冒頭の言葉だ。「小学生の時に追っかけをしていたくらい好きだった」と、背中を追う不動は、試合数こそ少ないが現在もツアーでプレーしている永久シード選手。これまでに13億6894万4382円を稼いで、生涯獲得賞金では、生涯獲得賞金ランキングNo.1に鎮座している。