ゴルフが楽しくなった金田久美子の新しい魅力
第1回リランキング18位でシーズン中盤戦へ
写真提供/Getty Images(2022 アース・モンダミンカップ)
32歳となって、ゴルフの楽しさを知った金田久美子が、11年ぶりの優勝に挑む大きなチャンスを手にした。ニッポンハムレディス終了後に行われた第1回リランキン18位でシーズン中盤10試合の出場をほぼ確実にし、復活へのノロシを挙げようとしている金田の、今の姿に迫った。
アースモンダミンカップでの優勝争いが決定打だった。
QT87位で試合数が限られていた序盤戦、金田は出場した8試合中2試合でトップ10入り。特にアースモンダミンカップでは3打差2位で最終日を迎える優勝争いまで繰り広げた。
残念ながら、最終日に77とスコアを落とし、7位タイに終わったが、68.25ポイントを稼いで一気に暫定リランキングを駆け上がる。
資生堂レディス、ニッポンハムレディスの2試合には出場できなかったが、それでも第1回リランキングで18位となり、シーズン終盤の10試合ほとんどの出場できる順位を確保した。
リランキング制度は、シード権(シーズンの優勝者も含む)を持たない者たちのサバイバルレース。QTなど、シード以外のTP登録者たちがポイント制のメルセデスランキング順に並べられたものが、シーズン20試合目の大東建託いい部屋ネットレディス以降、9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまで10試合の出場を決める。
ほぼ、全試合に出場できると予想されるのは35位前後だ。欠場の多い試合や“ドタキャン”に期待をかけるウエイティング、主催者推薦に頼らなくてもいいサバイバーたちの中に、金田はしっかりと入ったことになる。