自分に合ったゴルフボールを見つけるために知っておこう!「ディスタンスタイプ」と「スピンタイプ」の違いとは
ゴルフギアそもそも調査部vol.5【今回の調査テーマ|ディスタンスタイプボールとスピンタイプボール何が違う?】
現代のゴルフギアは、先人の創意工夫が積み重ねられてきたもの。時に感じる疑問や「なぜ」「どうして」を、それらを形作ったきっかけやエピソードで振り返ってみよう。今回の調査テーマは「ディスタンスタイプボールとスピンタイプボールの違い」だ。
GOLF TODAY本誌 No.604/134〜135ページより
イラスト/Mercury
当時は丈夫な2ピースボールは初級者向けのイメージがあり、糸巻きボールと性能比べという感じではなかったようだ。これが変化するのは1980年代。糸巻きボールで世界一のシェアを誇るタイトリストが、ドラコンに勝てる2ピースボール『ピナクル』を開発。
ここで「ディスタンスタイプ」と「スピンタイプ」のカテゴリー分けが明らかになったと思う。同じころ、日本のボール開発技術も世界レベルに達していた。日本ダンロップは2ピースの『DDH』を発売。
樋口久子が使用して優勝するなど〝プロも使う、飛ぶ2ピース〟として認知された。
それにブリヂストンスポーツも対抗。『アルタス』シリーズを発表した。1990年代に入ると、糸巻きボールは飛距離性能を向上させ、逆に2ピースボールはスピン性能をアップ。今でも語り継がれる『ロイヤルマックスフライ』(糸巻き)と『レイグランデWF』(2ピース)は、それぞれの構造でプロ仕様の頂点を極めたと言えるだろう。