あなたはアイアンに何を求めていますか?飛び系アイアンが合う人合わない人
クラブフィッター・オグさんのギアコラム
皆さんこんにちは。オグさんです!今回は、今人気の飛距離性能を重視したアイアン、飛び系アイアンについてお話ししたいと思います。
飛び系アイアンは、アイアンでも飛距離を出したい!よりも短い番手でグリーンを狙いたい!というアベレージゴルファーの要望から生まれました。
同じ番手表記でも一般的なモデルよりロフト角を立て、モデルによってはクラブ長も長くすることで、ボール初速を高めています。そしてヘッドスピードを高める仕様になっており、1番手から2番手分上の飛距離が出るように設計されています。
もちろんただロフト角を高めて、長くしているだけではありません。それではただ長い番手に持ち替えているのと同じことになってしまいます。
異なるのはヘッド設計。できるだけ重心を深く低く設計することでロフト以上の高さを出せるようにし、より楽に飛距離が出せるようになっています。
こうした飛び系アイアンは、アベレージゴルファーの心を鷲掴みにし、多くのモデルが大ヒットを記録。今ではアベレージ向けのモデルのほとんどが、ロフト角の立った、ある程度の飛距離性能を有した設計になっています。
では、この飛び系アイアン。誰にでも良い結果をもたらすかというと、決してそうではありません。
飛距離が出ることにメリットがあることは間違いないのですが、それに伴って失うものもあります。そもそもアイアンの飛距離が伸びることにメリットを感じない、メリットにならないゴルファーもいるのです。