ゴルフボールは性能より価格?やっぱり価格より性能優先?見直しのタイミングも気になる

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第89回

2023/10/13 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

日本人は1人あたり年間で平均300個以上のタマゴを消費しているそうです。まさに、タマゴは国民食と言えます。タマゴは、平成(1989年)から昨年(2022年)まで販売価格が1パック200円前後と変わらなかったことから、“物価の優等生”と呼ばれてきました。2023年、そのタマゴの価格が高騰して話題になりました。

そんな話をしていたら突然、同意を求められました。「タマゴとゴルフボールって似ているよね?」即答できませんでした。

確かに大きさは近いといえば近いですが、形も重さも似ているという範疇に入るのでしょうか。戸惑っている様子を見て、その人は言ったのです。「タマゴは30年以上も価格がが変わらなかったというけれど、ゴルフボールだって30年以上、同じ価格でしょ。ゴルフボールも物価の優等生だよ

言われてみれば、確かにゴルフボールも価格が変わりません。