スイングの始動は足から? 体から? それとも手? その悩み「足踏み感覚」で一発解消できます
兼濱開人が解決してきた『生徒さんからの相談が多いゴルフの悩み』Case:01
アドレスして「さあ、打つぞ!」という段階になって、クラブヘッドをスムーズに動かせない。スイングの始動がわからなくなって、いつまでもモジモジ。そんな状態ではカラダが硬くなる一方だし、ナイスショットの確率が著しく低下してしまう。アマチュアゴルファーに多いそんな悩みを兼濱開人コーチが解消します。
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/学芸大ゴルフスタジオ
皆さんもよくご存じのように、アドレスはクラブを構えた体勢のこと。その体勢からテークバックをスタートさせますが、「アドレス=カラダが静止した状態」と思い込んでいる方は、スイングの始動がうまくいきません。
カラダが完全に止まったままでスイングを始めると、手先の動きでクラブヘッドだけを動かそうとします。クラブをヒョイと担ぎ上げるようなバックスイングとなり、カラダの捻転不足を引き起こし、様々なミスショットを招きやすいのです。
スイングの始動が分からないというみなさんは、「手や腕をこう動かそう」とか「クラブをこの方向に上げよう」などと手や腕ばかりに意識が働きます。
悪いことにカラダが完全に静止しているとリズム感が生まれず、テークバックのスタートのキッカケ作りができない。緊張が高まってカラダが硬くなり、手や腕が動かなくなってしまう。アドレスでいつまでもモジモジしている方は、まずアドレスの概念を変えることが先決です。