「Qi10」 vs 「パラダイム Ai スモーク」! 開幕した海外ツアーでプロはどのモデルを使っている?
日本ツアーに先立って海外ツアーが開幕! 各社からニューモデルが発表された直後の試合だけあって、看板選手として人気のプロたちがどれだけ新しいドライバーにシフトしたか、興味深かった。テーラーメイドとキャロウェイに注目してみた。
写真/ゴルフサプリ編集部
まずはテーラーメイド。年末にはすでにタイガー・ウッズが「Qi10 LS」を使いニュースとなった。タイガーといえば初代「ステルス」は使ったものの、ケガの影響もあり試合に出なかったこともあるが「ステルス2」シリーズには移行しなかった。
そんなタイガーが使い始めだのだから、まだ手に取って試すことができない我々アマチュアゴルファーにとっては「このモデルはいいはず!」と期待が高まるというもの。
米ツアーをメインフィールドで戦うほかの選手たちといえば、「SIM」にこだわっていたコリン・モリカワがなんとやさしいモデルの「Qi10 MAX」を使い、話題になっている。
セントリートーナメント オブ チャンピオンズに出場したコリンに話を聞くことができたので、そのコメントを少し紹介する。まず、長年愛用してきた「SIM」から「Qi10 MAX」にスイッチした理由を聞くと『僕は構えた時の見た目がシャローなフェースの高さが好きなのですが、MAXはフェースから後方までの長さがあって、視覚的にシャローに見えるのです』と、構えた時の見た目にはかなりこだわりがあると付け加えつつ、「Qi10 MAX」の見た目が好みのものだったと話してくれた。また、慣性モーメントによる恩恵については『ミスショットしたときに、どこに行くかわからないというのは最も危険なことです。Qi10 MAXは、そのミスがかなり軽減されます』と寛容性に優れる点を高く評価していた。
ランキング1位のスコッティ・シェフラーは「ステルス2 プラス」のままでチェンジしていない。
ヨーロッパツアーをメインフィールドとする2人、ローリー・マキロイとトミー・フリートウッドは「Qi10」シリーズにチェンジ。
ドバイ・デザートクラシックに出場したときは「Qi10 LS」を使っていたマキロイはなんと標準モデルとなる「Qi10」にチェンジ。フリートウッドは「Qi10 LS」を使用していた。
例年であればプロは低スピンモデルの「LS」をチョイスしていたが、今回はプロたちも分かれている。