鹿又芳典が「とにかくすごい驚いた」パラダイム Ai スモーク ドライバーの芯を外してもネジれない飛び
前作「パラダイム」の登場から1年弱、早くもその後継機種「パラダイム Ai スモーク」がデビュー。パラダイムの名を冠していることもあってマイナーチェンジかと思ったら、とんでもない話。AIドライバーの代名詞的存在だったジェイルブレイクがなくなり、まったく新しいAIフェースが取って代わった。また、飛距離と方向性アップのキーワードとされていた慣性モーメントにはノータッチ。前作譲りの振り抜きやすさは維持しつつ、さらに曲がらないヘッドになったという。本格的にパラダイムシフトした感のある新作を、カリスマクラブフィッター・鹿又芳典がテイスティングした。
写真/相田克己
「パラダイムの名が残っているせいもあって後継モデル的なイメージが強く、実際360度のカーボンやフォージドカーボンなどの作りは一緒なんですが、打ってみると明らかに次のフェーズに入った新しいドライバーに生まれ変わっていました。ジェイルブレイクがなくなったことやフェースの作り方が変わった効果でしょう。
どんな効果かというと、フェースの全面、かなり広いエリアで打点がズレてもボール初速が変わりません。また、インパクトした時のフェースの向きに対するギア効果の出方がこれまでと違っていて”何で曲がらないんだろう?”という感覚になります。曲がっても仕方ないはずのボールが曲がらないんですから、プレーヤーにしてみれば嬉しい誤算といったところですね。