体が【上下動しても当たる】セットアップでダフリ・トップを解消!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.07
やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。今回のお悩みはダフりとトップ。アマチュの場合、自己流スイングである程度のレベルにまでいけるが、一度カベにぶち当たると途端に立ち往生して先に進めなくなるのが常。今回のケースはまさにそんなパターン。我流でがんじがらめになったスイングを解きほぐすのがミッションだ。
写真/相田克己
Sさんは50代前半、キャリア20年弱のゴルファーで、平均スコアは90~100といったところ。スイングの症状としてはダフりやトップが多く、スライスよりはフックに悩まされていました。
そのスイングはかなり複雑でした。まず、テークバックは手だけで引く。文字通り、手と腕だけが動いて体が動きません。続くバックスイングではクラブがインサイドに動きます。手でインサイドに引く感じで体が引っ張られて動き出していました。おまけにこのタイミングでヒザを曲げて体を沈み込ませるクセがありました。
沈み込むことで体が回っていると思い込んでしまうせいか、トップにかけては体が回らず、手でクラブを上げていきます。そのため本人はそう思っていなくても、トップで沈んだ体が若干伸び上がる感じになります。