アドレスで固まっちゃう! そんなときは足を軽くバタバタしてテークバック!
ゴルフコーチ・吉本舞が即解決! 『初級ゴルファーからの相談が多いゴルフの悩み』 Case:10
ナイスショットを打ちたい! でもクラブをどう振ればいいかがよくわからない。そうなるとアドレスでカラダがどんどん硬直して動き出せなくなってしまう。初級ゴルファーはもちろん経験の長いゴルファーにとっても、あるあるのパターンだ。「こんなときは足に目を向けるといいですよ」と吉本舞コーチ。
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ
アドレスはご存じのようにクラブを構える体勢のこと。ところがアドレスに対する意識を間違えるとスイングに良くない影響を与えてしまいますから注意が必要です。
本来ならアドレスの体勢を作ったらすぐにテークバックをスタートするのがベストですが、「カラダをこう動かそう」とか「クラブをこの方法に上げよう」などと自分のチェックポイントが多すぎるといろいろと考えすぎてしまいますよね。
考えるうちに自分でもわからなくなるし、迷いや不安も生じてきます。そうなるとカラダが余計に硬くなってテークバックへとスムーズに動き出せなくなります。
アドレスって他人から見れば、カラダを静止させた体勢に見えることと思います。カラダをしっかり止めておくのが正しいと思い込んでいる方もいらっしゃるくらいです。
でもプロや上級ゴルファーたちはアドレスでカラダを止めておく意識はありません。スイングをスムーズに始動させるための準備体勢ですから、いつでもカラダやクラブを動き出せる状態をキープしておくことが大事です。
カラダが止まっているようでも、自分ではアドレスを「動の体勢」と意識しましょう。
「アドレスでは重心を落とすように構える」というレッスンもありますが、下半身を安定させようとしてどっしりと固めてはスイングの始動のタイミングがとりにくいでしょう。
カラダが止まった状態からスイングを開始するとクラブを手先で担ぎ上げたり、上体が起き上がったりしてバックスイングの動きを間違えやすくなります。