ショートカットの選択は無謀? 90切りゴルファーのドッグレッグホール

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.63 マネジメント編

2024/05/22 ゴルフサプリ編集部



待ちに待ったシーズンイン。ポカポカ陽気の中、ゴルフを存分に楽しんでいいスコアを出そう。今月もラウンドに役立つマネジメントとメンタルのネタをお届けする。

ゴルフトゥデイ本誌623号/68〜69ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/庄司 猛

ドッグレッグホールは思い切って攻めるか、それとも安全に攻めるか、ゴルファーたちの腕の見せ所です。右ドッグレッグでしたら右側のコーナー方向には打たず、安全に左サイドに運ぶ「遠回りルート」がセオリーといえます。

木越えのショートカット狙いではリスクが大きいため、2打目の距離が遠くなってもグリーンの方向を狙いやすいエリアに運ぶほうがスコアを作りやすいからです。

それは頭で理解していてもゴルフのレベルが上がってくると挑戦欲が湧いてきますよね。今のプロたちは男子も女子も飛距離が格段に伸びて攻め方がアグレッシブになり、遠回りルートで攻めるケースが減ってきました。なぜショートカット狙いかというと2打目で小さい番手のクラブで打てるだけでなく、フェアウェイの幅が広く使えるからです。かといってアマチュアの方々もプロのように攻めればいいわけではありません。残念なことに私から見れば、90切りを目指す方々も含めて大半のゴルファーの飛距離は道具の進歩の割には以前とほとんど変わらないように思います。