ドライバーを振るのに「体重移動」は必要ない!? じゃあ、なんであんなに飛ぶの?
ドラコン三連覇の女王・押尾紗樹が377ヤード飛ばせるヒミツ|第3回 斜めの軸なら体重移動ナシでも飛ばせる
現役ドラコン選手として、日本選手権3連覇中の押尾紗樹は、レッスンコーチとしても大人気。この連載ではアマチュアが飛距離アップできるポイントを教えてもらった。
GOLF TODAY本誌 No.623/108〜109ページより
男子のトップドラコン選手のように400ヤード以上飛ばそうとしたら体重移動は必要だと思います。でも250ヤードから300ヤードまでなら体重移動を使わなくても十分に飛ばせます。
少なくとも私は振り子のイメージで打っているので、体重移動はほとんどしません。ダウンスイングはヨコ振りではなくてタテ振り。タテ振りを意識すると体重移動をする感覚はなくなります。インパクトの瞬間は頭が右足の上にあるので真上からではなく、斜めにボールを見ています。体の軸も少し斜めです。軸が斜めになるとヘッドがゆるやかなアッパー軌道になるのでロフトを立ててインパクトしても打ち出し角が高くなってキャリーを伸ばせます。
インパクトの瞬間も体重は右足に残したままです。インパクトで左足に体重が乗ってしまうと体が流れてしまってスエー気味のスイングになってしまう。私がアマチュアの方にレッスンするときは『左足の先は崖になっているつもりで打ってください』と教えています。左足の先が崖だと思うとなるべく近づきたくないので、右サイドで打つイメージになります。