グリーン周りのアプローチは体を回す!ミスの原因は回転不足にあり!

2024/05/18 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也



グリーン周りからの短いアプローチショットでミスをして、スコアをまとめられないアベレージゴルファーは多いもの。状況判断が良くないなど、打ち方意外にもミスの要因はありますが、カラダの回転不足がミスにつながっていることも多々あります。
写真/GettyImages、ゴルフサプリ編集部

週末に行われたUS PGAツアー「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」。
T.ベンドリスが23アンダーでツアー初優勝を挙げましたが、私としては1打差の2位となったB.コールスが少し気になりました。というのも、コールスは最終ホールまで1打差でトップだったからです。

ペンドリスに逆転を許したのは、3打目のグリーン周りからのアプローチショットをミスしたからだと感じました。
状況としては左足上がりでつま先下がり、ラフは深く、ボールはすっぽり沈んでいました。
グリーンエッジまではおおよそ15〜20ヤードほど。ライが悪いとはいえオンさえすれば優勝、もしくはプレーオフといった感じでした。
しかしコールスの3打目は10ヤード程度しか飛ばず、その後、パーパットも外してしまい、優勝には手が届きませんでした。

日常的にゴルフスクールなどでたくさんのアベレージゴルファーと接していますが、スクールに来るゴルファーから「ショットはまぁまぁだったのに、アプローチでトップしたり、チャックりしたりで、スコアがまとまりませんでした…」といった話をよく聞きます。

ライや状況によるためアプローチのミスがすべて打ち方が悪いからとは言えません。打ち方は良いのに、状況に合っていなかったということも多々あります。
でも、アプローチショットの打ち方で気になる点があることもまた事実です。

もっとも気になる点が、20〜30ヤードのショットなのにウェートシフトをすること。当の本人は無意識のようですが、打つ姿をみていると、明らかに右足→左足と体重移動が発生しています。
基本的にアプローチショットはボールを遠くへ飛ばす必要がないため、ウェートシフトは不要。それを行わず、カラダのムダなブレを抑えることで打点を安定させるほうが良いで結果につながるでしょう。