ウェートシフトと回転不足。アプローチショットをする際はこのふたつに注意しましょう。

週末に行われたUS PGAツアー「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」。
T.ベンドリスが23アンダーでツアー初優勝を挙げましたが、私としては1打差の2位となったB.コールスが少し気になりました。というのも、コールスは最終ホールまで1打差でトップだったからです。

ペンドリスに逆転を許したのは、3打目のグリーン周りからのアプローチショットをミスしたからだと感じました。
状況としては左足上がりでつま先下がり、ラフは深く、ボールはすっぽり沈んでいました。
グリーンエッジまではおおよそ15〜20ヤードほど。ライが悪いとはいえオンさえすれば優勝、もしくはプレーオフといった感じでした。
しかしコールスの3打目は10ヤード程度しか飛ばず、その後、パーパットも外してしまい、優勝には手が届きませんでした。

日常的にゴルフスクールなどでたくさんのアベレージゴルファーと接していますが、スクールに来るゴルファーから「ショットはまぁまぁだったのに、アプローチでトップしたり、チャックりしたりで、スコアがまとまりませんでした…」といった話をよく聞きます。

ライや状況によるためアプローチのミスがすべて打ち方が悪いからとは言えません。打ち方は良いのに、状況に合っていなかったということも多々あります。
でも、アプローチショットの打ち方で気になる点があることもまた事実です。

もっとも気になる点が、20〜30ヤードのショットなのにウェートシフトをすること。当の本人は無意識のようですが、打つ姿をみていると、明らかに右足→左足と体重移動が発生しています。
基本的にアプローチショットはボールを遠くへ飛ばす必要がないため、ウェートシフトは不要。それを行わず、カラダのムダなブレを抑えることで打点を安定させるほうが良いで結果につながるでしょう。

  • グリップ(手)がカラダの種面から外れるとミスを招きやすくなる。

  • フィニッシュで胸とお腹がターゲット方向を向くようにカラダを回転させる。

もうひとつ気になる点があります。それはカラダの回転不足。
小手先で打つ人が多いせいか、カラダがあまり回転せず、フォローでグリップ(手)がカラダの正面から外れてしまう人はとても多いものです。「グリップがカラダの正面から外れて前に出ると、シャンクしやすくなるので注意したほうがいいですよ」と話すと「よくシャンクします」といった答えが返ってくることも割と多いものです。
基本的にはフィニッシュで胸とお腹がターゲット方向を向くようにカラダを回転させてほしいと思います。この意識があるとグリップがカラダの正面から外れず、ミスを招きにくくなるはずです。

文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。