このシューズの存在は前から知っていた。初めて見たのはニューバランスの新製品「Fresh Foam X 2500」の発表会。
発表会には稲見萌寧プロと山下美夢有プロが出席。しかし稲見プロが履いていたゴルフシューズは「Fresh Foam X 2500」ではなかった……。
ピンクを基調としたデザインでところどころにゴールドがあしらわれていたり、フォルムが可愛いらしかったりして「さすがこだわりの強い稲見プロが関わったスパイク!」と思えるものだった。
そう、この時このシューズのことはなんとも思っていなかった。なぜかというと女性用だと思っていたのだ……。
そしてしばらくして日本男子ツアーが開幕。プロたちはみんな真新しいギアを身にまとって登場、ギア好き、流行りモノ好きな自分としては、1年で一番目を輝かせてプロを見ている時期といっていいかもしれない。そんなワクワク感でプロたちのクラブやファッションをチェックしていると、
「あれ? 石川遼プロがニューバランスを履いている……」
日本男子ツアーきってのオシャレ番長、石川プロがニューバランスを履いているではないか!!! スニーカータイプでトラヴィスマシューのウェアともマッチしていて、とてもいいコーディネートに見える。
「やっぱ、ファッションに敏感な石川プロが選ぶのはニューバランスなのか……」
そう思って妙に納得していると数日後、さらに衝撃が走る!
「なに~、ピンクのゴルフシューズだと! 『稲見萌寧モデル』を履いているではないか!」
そこで気がつく、あの日見た『稲見モデル』はレディスではなく、ユニセックス展開だったのだ。
レディスではなく、ユニセックスだった! さらに石川プロも御用達となれば、欲しくならないわけがない!
「コレ欲しい!」
ニューバランス「FuelCell 3000」は即、欲しいモノリスト入りした。ピンク系のシューズを男性が? と思われる方もいるかもしれないが、実は普段、ナイキのスニーカー「エアフォース1」の白×ピンクを愛用している。「ピンク、いいですね」と周りのウケがよかったこともあり、それから「オジさん×ピンク」はアリなんだと認識している(笑)。それに味をしめて、男性でも使えるピンクのゴルフシューズないかな、と思っていたのだ。
普段ピンクカラーのナイキAF1を愛用しているせいか、「稲見モデル」が気になってしょうがなくなった。
「かわカッコいい」ニューバランス「FuelCell 3000」の実力は?
実際に届いてデビューする機会を伺っていたが、ゴルフの日が快晴にはならず、やっとこの度デビューを果たした。
まずは外観。
つま先部分は履いて自分から見ると丸いフォルムに見え、「こんな可愛いらしい靴をオジサンが履いて大丈夫か?」 と一瞬ひよるが第3者目線で見ると「ふつう」だ。おかげで足先のきゅうくつ感もない。
保管や持ち運びでここのツマ先部分をへこませてはならない、とシューズを大事にしたい気持ちが沸々とわいてくる。シューキーパーはつけたいところ。
ソールはミッドソールに「FuelCell 」と呼ばれる素材を採用。そのソールに樹脂製の鋲が装着されている。ティーイングエリア、フェアウェイ、ラフ、斜面、斜面でダッシュ、とすべての場所で滑ることなく、しっかりとグリップしてくれて大満足。そのしっかり具合もほどよく、プレーヤー目線で作られていることがわかる。
足を入れてのホールド感は硬すぎず、柔らかすぎずの少し柔らかめ寄り。ふんわりとホールドしてくれ、足が中でズレることなど皆無だった。ワイズも2Eと標準なので、きつくて痛くなるということもなかった。
最近のゴルフではダイヤル式でワイヤーを締める「BOA」タイプのシューズを履くことが多く、久しぶりに靴ひもタイプのシューズを履いたのだが、これがかなりよかった。
「BOA」タイプは簡単にシューズ全体を締めることができ、プレー後にワンタッチでできる、あの開放感がたまらない。
しかし、自分の場合、超しっかりめに締めてしまうので、ワイヤーがある部分とない部分で締まり感に、より差が出てしまうことが多い。
靴ひもタイプはほどけることがあるとはいうものの、自分で各部分の締め付け具合を調整できるので、改めて良さを実感した。
かくしてニューバランス「FuelCell 3000」はレギュラー入りを果たした。今シーズンのゴルフでヘビロテ間違いなし。
ウエアもこのシューズに合わせて、明るめのものを買ってしまうのだろう……。




