ピン パター シリーズは、なぜ全16モデルもあるのか? 追加6モデルを試打しつつ考えてみた
ピン パター シリーズの追加6ヘッドをロマン派ゴルフ作家が検証する!
ピン パター シリーズに、最近6モデルが追加されてシリーズは16モデルの大所帯に。この追加された6モデルをコースに持ち込んで、徹底的に試打した。
ピンゴルフは「ピン パター」の追加6モデルを2024年4月4日に発売。2022年末に発売された「ピン パター」シリーズは、これによって全16モデルのラインアップになった。
新しく登場したのは、『ANSER 2』、『ANSER D』、『B60』、『TYNE H』、『FETCH』、『KETSCH G』である。
正直に書くと、6モデル追加のリリースを見て、試打をするかどうか迷った。理由は、6モデルのヘッド形状が“初見”ではなかったことと、既存の10モデルと差別化されるようなテクノロジーが採用されているわけではなかったからだ。
また、「ピン パター」は“あなたを答えに導くパターです”というコピーに象徴されるように、それぞれのヘッドが形状特性などによって、個々に作り込まれている“逸品物のコレクション”のようなものであることも理由のひとつ。
しかし、リリース直後にピンの公式ホームページを見て、その迷いは一気に解けた。
ピンゴルフは、6モデルの追加と同時に 「あなたは何色キャンペーン」というパターフィッティングを全面に出した企画をスタートさせていたからだ。
ならばと、追加された6モデルを試打することにした。
ピンゴルフのパターフィッティングは、パターに計測器を装着して、3球打ち、自分のパットのスペックを丸裸にしてもらうことから始まる。
フェースの開閉が、大きい、やや大きい、小さいというストロークのタイプでヘッドやネックを選ぶ。ストロークのテンポで、遅めなら重いヘッド、速めなら軽いヘッドというようにヘッドの重量を選び、最適な長さ、ライ角、ロフト角、シャフト、グリップを選択していくのが、フィッティングの大まかな流れである。
ちなみに、このパターフィッティングは無料で受けることが出来る。