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ピン パター シリーズは、なぜ全16モデルもあるのか? 追加6モデルを試打しつつ考えてみた

ピン パター シリーズの追加6ヘッドをロマン派ゴルフ作家が検証する!

2024/06/17 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ピン パター シリーズに、最近6モデルが追加されてシリーズは16モデルの大所帯に。この追加された6モデルをコースに持ち込んで、徹底的に試打した。

ピン パター シリーズは、自分だけの1本を選べる全16モデルになった!

ピンゴルフは「ピン パター」の追加6モデルを2024年4月4日に発売。2022年末に発売された「ピン パター」シリーズは、これによって全16モデルのラインアップになった。
新しく登場したのは、『ANSER 2』、『ANSER D』、『B60』、『TYNE H』、『FETCH』、『KETSCH G』である。

正直に書くと、6モデル追加のリリースを見て、試打をするかどうか迷った。理由は、6モデルのヘッド形状が“初見”ではなかったことと、既存の10モデルと差別化されるようなテクノロジーが採用されているわけではなかったからだ。
また、「ピン パター」は“あなたを答えに導くパターです”というコピーに象徴されるように、それぞれのヘッドが形状特性などによって、個々に作り込まれている“逸品物のコレクション”のようなものであることも理由のひとつ。

しかし、リリース直後にピンの公式ホームページを見て、その迷いは一気に解けた。
ピンゴルフは、6モデルの追加と同時に 「あなたは何色キャンペーン」というパターフィッティングを全面に出した企画をスタートさせていたからだ。
ならばと、追加された6モデルを試打することにした。

ピンゴルフのパターフィッティングは、パターに計測器を装着して、3球打ち、自分のパットのスペックを丸裸にしてもらうことから始まる。
フェースの開閉が、大きい、やや大きい、小さいというストロークのタイプでヘッドやネックを選ぶ。ストロークのテンポで、遅めなら重いヘッド、速めなら軽いヘッドというようにヘッドの重量を選び、最適な長さ、ライ角、ロフト角、シャフト、グリップを選択していくのが、フィッティングの大まかな流れである。

ちなみに、このパターフィッティングは無料で受けることが出来る。

ピンパターシリーズ,2024

自分だけの1本を作り込むことは、ゴルファーの夢であるが、当然、それなりの費用もかかる。費用は普通のパターと同じ程度でありながら、フィッティングを参考にして、ゴルファーのタイプで選べるようになっているのが「ピン パター」というブランドなのだ。

わかりやすい例だと、最も新しいスタンダードなヘッドタイプである角型のヘッドは、すでに発売されている10モデルの中に、フェースの開閉が小さいストレートタイプの『TYNE G』とフェースの開閉が大きいアークタイプの『PRIME TYNE 4』がある。追加モデルの中にある角型の『TYNE H』は、フェースの開閉がやや大きいセミアークタイプになる。これで、3つのタイプが揃った。
人気のあるヘッドタイプはフルラインアップになっているのが理想なのだ。

追加6モデルによって「自分だけの1本」を選べるラインアップが揃い、「ピン パター」シリーズは完成に至ったのだと納得したところで、まずは、ピンゴルフのパターフィッティングを受けて、その後、「ピン パター」の追加6モデルを試打することにした。

『ANSER 2』、『ANSER D』、『B60』、『TYNE H』、『FETCH』、『KETSCH G』の長さは、全て34インチ。
ボールは、使い慣れていて、クラブだけに集中できる『TOUR B X』を使用した。

ピンゴルフのフィッティングで自分にとっての「結果が出るパター」が判明!

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