右手の平をフェース面と一体化!ミート率が上がるグリップの握り方

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます! VOL.2

2024/07/12 ゴルフトゥデイ 編集部



FWやUTはインパクトの正確性を上げて飛距離を稼ぎたいクラブだ。「きちんと打てないとお悩みの方は最初に右手のグリップに着目してみてくださいね」と吉本舞コーチ。右手の握り方と握り圧でショットの結果が断然変わるという。

GOLF TODAY本誌 No.625/110~111ページより
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ

グリップはとても重要で、ボールを正確にヒットしやすい握り方を先に覚えておくと上達のスピードがアップします。いいヒントになるのが金づちで釘を叩くような右手使いです。

右手のヒラでギュッと握るように持つと右手首が稼働しにくいし、金づちの重さを利用できないため釘を正確に叩くのが難しくなります。右手の指のほうでやわらかく握って持てば右手首を利かせやすく、釘をキレイに叩けます。そのような具合に右手の指をグリップに引っかけるように握り、右手首が使いやすいソフトな握り圧をキープしましょう。

右手の理想的な握り方を知るには右手だけでクラブを持ち、クッションを叩く練習がオススメ。ボールを打つ練習だけではきちんと当てることばかりに気持ちがいって、右手首をこねるような動きになりがちです。クッション叩きで右手でしっかりと叩けるような右手の握り方と握り圧、右手首の稼働を体感してください。

そして、もう一つ大事なのは右手のヒラとフェース面を一体化させること。アドレスでフェース面をターゲットに向けますが、右手のヒラもターゲットに向けて構えましょう。インパクトは右手のヒラでボールを叩くイメージ。これでフェース面がスクエアに戻りやすく、ボールを正確にとらえられるようになります。

もちろんグリップは左手も大事です。でも両手をどんな形で握るかよりも、右手を上手に使ってスイングするコツをつかむことのほうがもっと大事だと思います。