ブレード型がいい? マレット型が合う? それはインパクトのイメージで決まる
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第24回
前回の“こぼれ話”は、カリスマフィッターの鹿又さんが「マスターズ」の出場選手たちが手にしていたパターの傾向を見て、その理由を分析した。今回はその続きとして、アマチュアにも通じるパター選びの指標を述べた。
写真/ゴルフサプリ編集部
超難関の高速グリーンが待ち受ける「マスターズ」では、全体のうち6割くらいの選手がブレード型ではなくマレット型のパターを使っていた、その6割の中で半数近くが中尺(ベリーパター)にしていた。そういうことを前回はお話ししました。
そのようにして試合会場の練習グリーンで、トッププロが使うパターやパット練習をウォッチしていて、特徴的だなと思ったことがあります。ブレード型を使っているタイガー・ウッズや松山英樹といった選手たちのパットを観察していると、インパクトの“音”がスゴくしっかり聞こえてきました。
そのことから、一つの傾向が見えてきました。しっかりインパクトしてパットを打ちたい選手たちはブレード型を好み、ストロークの中にインパクトがあってボールを運んでラインに乗せていくタイプの選手はマレット型で、中・長尺を好む。ということです。