飛ばしの天敵「カット軌道」は下半身主導の切り返しで解決【ドラコン優勝コーチ・遠藤璃乃が教えます】

目指すは最大飛距離250ヤード超え!飛ばし屋講座vol.3

2024/07/15 ゴルフサプリ編集部



飛距離をロスする要因をつぶしていくことでも飛距離は伸ばせる。そこで、今回も前回同様にカット軌道による飛距離ロスをなくすお話し。上半身主導でのダウンスイングは、百害あって一利なし、下半身主導のダウンスイングを身に付けよう。
写真/圓岡紀夫

スライスする一番の原因は、ダウンスイングでアウトサイドからクラブが下り、インパクト~フォローでインサイドに抜けていくアウトサイド・インのクラブ軌道=カット軌道にあります。修正するにはインサイドからクラブを下ろすことですが、その一つの方法としてテークバックでクラブをインサイドに引かず、ややアウトサイドにヘッドを上げることを前回お伝えしました。

これによってダウンスイングでインサイドからクラブが下りる準備ができますが、それでもスライスしてしまう人もいると思います。今回お伝えするのは、そんな方に試していただきたい方法です。

インサイドから下りる準備ができているにもかかわらずアウトから下りてしまうのは、切り返し以降に問題があって、十中八九、手や腕、あるいは上半身主導でクラブを下ろしています。こうなるとクラブがループ軌道を描く前に下りてくるため、アウトサイドから下りてカット軌道になりやすいのです。もちろんテークバックをインサイドに引いてしまうと、ほぼこのようになります。