カット軌道とダウンブローの複合型。それがテンプラの原因だった【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.28
「あれ、どこに飛んだ?」と思ったら、頭上高くに上がって距離も出ずに落ちてくるボール。ゴルファーは、これを“テンプラ”と呼ぶ。このミスの原因、実は意外と知らない人が多い。今回は、そんなテンプラの原因と対処法をレッスンしてもらおう。
今回はゴルフ歴5年でベストスコア105。100切りが目標のHさんの例を紹介します。お悩みの症状はラウンド中に突然出るドライバーのテンプラ。ティアップが高すぎるのかと思って低めにしたところダフり、ボールの位置を左足カカト延長線上から右に寄せたところ、今度はボールが上がらなくなってしまったということで相談に来られました。
Hさんの場合、幸いにもスタジオで数発打っていただいただけで原因が判明しました。簡単に言うと、「ダウンブローのカット軌道」で打っていたのがテンプラの原因でした。バックスイングは普通に問題ないのですが、ダウンスイングで胸が先行し、インパクトではかなりハンドファーストになっていたのです。