フェースを閉じながら打つことがシャンクを止める当面の方策

今回はゴルフ歴38年のベテランゴルファーNさん(63歳)の例を紹介します。テーマはシャンク。アベレージ80台とお上手なNさんですが、シャンクとも長いおつき合いだそうで、事あるごとに悩まされているそう。もちろんあの手この手で解決を図ってきましたが、どれも決め手に欠けるとのことでした。

スイングを拝見すると、軌道はインサイドアウト。シャンクもこの流れで、クラブフェースが開いたままインサイドから下りてヒール側に当たる症状であることがわかりました。

シャンクを誘発する原因はなんであれ、フェースが開いたままボールがヒール側に当たることに違いはありませんから、フェースを閉じながら打つことが当面の方策になります。代表的なのはフェースを閉じて構えそのまま打つこと。Nさんも試したそうですが、これだとシャンクは止まりますが必ず左に飛びます。アマチュアの方の場合、一打を犠牲にするショック療法的な処置になりますし、やったところで次にシャンクしない保証があるわけではありません。

トゥ側にボールを置いて構えるだけでフェースターンを促せる

シャンクはアマチュアの方に多いお悩み。しかもラウンドでいきなり出るので、私なりに有効な解決策はないものか模索してきました。そんな中で一番シンプルで効果があり、とりわけNさんのようなタイプの方によく効く方法があります。それはボールをトゥ側、スコアラインがないところで構えることです。

構えたままトゥ側でボールを打つと、当然ながら当たり負けしてまともに飛びません。真っすぐ飛ばすにはボールをつかまえる、すなわちヘッドの先端を戻してくるイメージでスイングしなければなりません。つまり、トゥ側で構えることがフェースターンを促しフェースを閉じる動きにつながるのです。案の定、Nさんはこれでシャンクが止まりました。

また、トゥ側で構えて普通に振るだけでシャンクが止まる人もいます。フェースの真ん中で構えてヒールヒットしていたのが、単純にトゥ側で構えることでアジャストされるケースも少なからずあるということなのです。どちらのパターンであれ、重要なのは一発でシャンクを消滅させること。簡単な方法なのでぜひ試してみてください。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」

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