ボールがつかまらない人はインパクトまで胸の向きを右! できるだけ我慢して!

2024/08/17 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也



飛距離を伸ばすためのポイントはたくさんありますが“カラダの開き”を抑えるとしっかりボールがつかまって、今よりもっと飛ばせます。

飛距離を伸ばすためには、ボールをしっかりつかまえる必要があります。つかまえるための方法はさまざまで、例えばアームローテーションを行う、インサイド・アウト軌道でスイングする、フェースをシャットに使うなどが挙げられます。

結果的にボールがきちんとつかまってナイスショットが打てれば、どんな方法でもかまいません。ただ、前記したような方法を試してもなかなかうまくいかないという人は、ダウンスイング時のカラダの開きが早いのかもしれません。

バックスイングするとカラダが右へ回るため、胸も少なからず右を向きます。その胸が切り返した途端に左方向へ回ってしまうと、カラダの開きが早くなってしまいます。

カラダの開きが早い人といえば、スライスに悩んでいる人でしょう。いわゆるスライサーがインサイドからクラブを下ろそうと、がんばって練習している姿をよく見ますが、うまくいかない人のほとんどはカラダの開きが早い人です。

カラダの開きを抑えるには切り返したあと、胸が右を向いているうちにクラブを下ろす感覚をもつことが大切です。カラダの右側でクラブを振るというイメージでもOK。この感覚が身についてくると、意識しなくてもクラブはインサイドから下りてきます。またインパクトゾーンで自然にアームローテーションが発生し、それに連動してフェースターンも行われるのでボールがしっかりとつかまります。

右を向いているうちにクラブを下ろす。カラダの右側で振る。こういうと「なんだかダフりそうで…」と感じる人がいます。また実際にダフってばかりという人も少なからずいます。できるだけダフらないようにするには、下半身を先行させて切り返したら、その後も淀みなく腰を回転させること。ここを注意すればダフりに悩まずに済むと思います。

飛距離アップ=ボールを強く叩く。このイメージがあると、どうしても手や腕、上半身のチカラでクラブを振ってしまいます。そうなるとカラダが早く開いてボールがイマイチつかまらず、飛距離アップの妨げに…。飛ばしたいときほど、強く叩く意識を抑えて、カラダの右側で振る意識をもちましょう。