「ゴルフ5レディス」は、なぜ36ホールやらないと「試合不成立」だったのか!?

2024/09/02 ゴルフサプリ編集部



竹田麗央が最終ホールでバーディを奪って今季5勝目! 運営側では大会成立へ向けたドラマがあった……(写真は2024年ゴルフ5レディス 撮影/Getty Images)

台風10号の影響で今週の国内男女ゴルフツアーはともに全日程を消化できず、36ホールに短縮された。大会が成立するためには当初予定されていた半分のホール数を消化することが必要。3日間大会(54ホール)の「ゴルフ5レディス」は27ホールがその“ボーダー”だが、今回は全員が36ホールをホールアウトできなければツアー制度施行後初めて荒天による「競技不成立」となっていた。これは、どういうことなのか。

「ゴルフ5レディス」は初日(8月30日)は全員が第1ラウンド(R)をホールアウトすることができました。

それが2日目(8月31日)は1時間遅れの午前8時にスタートしたものの、9時34分に雷雲の接近で中断。天候が回復しなかったため、午後0時5分にサスペンデッドに。

この時点でアウトとインの両方から約半数の選手がスタートしていた第2Rは最終日(1日)の午前7時に再開。大会は当初の54ホールから36ホールに短縮されることも発表されました。

大会の成立に必要なのは当初予定の半分のホール数を消化することなので、「ゴルフ5」は27ホールとなります。

初日の時点で第1Rの18ホールは消化しているので、第2Rは9ホールのみしか行わなくても大会は成立します。

ならば、台風の影響が心配された最終日(1日)は、全員が9ホール消化できればOKだったのではないか、と思うかもしれませんが、それは不可能なのです。