今回は70代のHさんと30代女性のMさんのお二人が共通して抱えていた症状を紹介します。お二人とも平均スコアが90台のアベレージゴルファー。Hさんはキャリア40年以上、Mさんは同5年ほどですが、アプローチのシャンクで悩んでいました。
シャンクの原因はいろいろですが、HさんとMさんはともにインパクトに向かいながら体が前のめりになって突っ込んでいました。前傾角度が深くなって上体だけが突っ込むのではなく、ツマ先側に体重がかかって全身が突っ込んでいたのです。
こうなるとクラブヘッドがアドレス時よりも前に出て、ヘッドの付け根、ネックにボールが当たってシャンクします。原因は火を見るよりも明らかでした。
まずはアドレスでボールから離れてみるようおすすめしましたが、お二人ともさらに大きく突っ込むだけで効き目はありませんでした。次にトライしていただいたのはトゥ側にボールがくるように構えることでしたが、これも結果は同じでした。
そして最終的に効果があったのは、「ヒール側にボールを置いて構えてトゥで打つ」練習でした。この練習をしてもらったことで、結果的に体がボール側に突っ込まなくなり、シャンクが止まったのです。
レッスン前はボールとの距離が遠めで手が主導のスイングだったお二人。インパクトで手が前に出ていたのに伴って、体は前のめりになっていました。
ヒール側にボールがくるようにアドレスすることで、まずボールとの距離が適正になりました。そしてトゥで打つイメージをもっていただくことで、ヘッドが前に出ることがなくなりました。
ヘッドが前に出るのを防いだことで、今度は手元が体から離れなくなり、インパクトで前のめりになることもなくなってしまったのです。
体がボール側に突っ込まなくなった今は、お二人とも、あえてボールをセットする位置とヒットする位置を変えなくてもシャンクすることがなくなりました。
何を試してもシャンクが直らないという方は、ぜひ参考になさってください。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。




