インサイドに引きすぎるから振り子運動にならない!テークバックは腕の力を抜いて後ろにポーン!
ドラコン三連覇の女王・押尾紗樹が377ヤード飛ばせるヒミツ|第8回 振り子スイングはテークバックが9割
現役ドラコン選手として、日本選手権3連覇中の押尾紗樹は、レッスンコーチとしても大人気。この連載ではアマチュアが飛距離アップできるポイントを教えてもらった。
GOLF TODAY本誌 No.629/108〜109ページより
私は飛ばすためには振り子スイングで打つことが一番の近道だと思います。振り子スイングで打つためのポイントであり、最も難しいのがテークバック。止まった状態(アドレス)から動き出した瞬間(テークバック)に振り子の軌道に入る。その入り口が一番難しいです。
アマチュアゴルファーの皆さんはテークバックがインサイド方向に動いてしまうので、なかなか正しい振り子軌道になりません。テークバックでは目標と真反対の方向に真っすぐクラブを動かすことが大切です。
真後ろに動かすと言っても、ずっと力を入れながらクラブを動かすのはNG。感覚としてはヘッドをポーンと真後ろに放り投げる力加減です。私のレッスンでは、テークバックする感覚でヘッドカバーを投げてもらっています。アマチュアゴルファーの方にやってもらうと、最初は背中側にヘッドカバーが飛んでしまう。まずは方向性を意識しながら、ヘッドカバーをボールの真後ろに飛ばすこと。
ヘッドカバーが上に高くあがるのも、手上げになっているのでダメです。