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インサイドに引きすぎるから振り子運動にならない!テークバックは腕の力を抜いて後ろにポーン!

ドラコン三連覇の女王・押尾紗樹が377ヤード飛ばせるヒミツ|第8回 振り子スイングはテークバックが9割

2024/11/03 ゴルフサプリ編集部

押尾紗樹

現役ドラコン選手として、日本選手権3連覇中の押尾紗樹は、レッスンコーチとしても大人気。この連載ではアマチュアが飛距離アップできるポイントを教えてもらった。

GOLF TODAY本誌 No.629/108〜109ページより

テークバックはモノを真後ろに 放り投げる感覚で振り子軌道に入る

放り投げた後は腕の力が自然と抜ける

私は飛ばすためには振り子スイングで打つことが一番の近道だと思います。振り子スイングで打つためのポイントであり、最も難しいのがテークバック。止まった状態(アドレス)から動き出した瞬間(テークバック)に振り子の軌道に入る。その入り口が一番難しいです。

アマチュアゴルファーの皆さんはテークバックがインサイド方向に動いてしまうので、なかなか正しい振り子軌道になりません。テークバックでは目標と真反対の方向に真っすぐクラブを動かすことが大切です。

真後ろに動かすと言っても、ずっと力を入れながらクラブを動かすのはNG。感覚としてはヘッドをポーンと真後ろに放り投げる力加減です。私のレッスンでは、テークバックする感覚でヘッドカバーを投げてもらっています。アマチュアゴルファーの方にやってもらうと、最初は背中側にヘッドカバーが飛んでしまう。まずは方向性を意識しながら、ヘッドカバーをボールの真後ろに飛ばすこと。

ヘッドカバーが上に高くあがるのも、手上げになっているのでダメです。

ヘッドカバーを投げる瞬間まで両腕と手首の三角形をキープして上半身を回す。

ハーフウェイバックではすでに脱力している

放り投げる感覚でテークバックできれば、ハーフウェイバックでは腕の力が抜ける。トップではスピードがゼロになってから押し返すことで振り子軌道が加速する。

放り投げる感覚でテークバックできれば、ハーフウェイバックでは腕の力が抜ける。トップではスピードがゼロになってから押し返すことで振り子軌道が加速する。

アマチュアは真後ろではなく背中側に投げてしまう

(写真左)テークバックで左ヒジを曲げたり、手首をヒネッてしまうタイプがヘッドカバーを投げると背中側に飛んでしまう。(写真右)前傾角度がキープできずに、両肩が同じ高さになっしまうとヘッドがインサイドに上がってしまう。

左打ちの素振りで放り投げる感覚をつかもう!

アイアンを使った逆素振りの練習もオススメ。フォロー側からバックスイング側にヘッドを戻すと、ヘッドの重みを感じながら放り投げる感覚がつかめる。

押尾紗樹

押尾紗樹(おしお・さき)
1993年11月6日生まれ。
埼玉県出身。158センチ。7歳からゴルフをはじめて、ジュニア競技で活躍。2016年からはレッスン活動もスタートし、2019年からは「プロドラコンツアー全日本選手権」で前人未到の3連覇を達成。公式最長記録は377ヤード。JPDA所属。

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