アスリート御用達ブランドの老舗がきた~!

発表前のプロのテストでもかなりの好評価を得ていた。「242CB+」と「241CB」。テストしていたプロたちの反応を見ても「これはヒットするのでは!?」と思わされていたが、一般のゴルファーの心もつかんだようだ。

かつてアスリート御用達クラブといえば、一番に連想するのが「ブリヂストン」だった。ジャンボ尾崎、伊澤利光、丸山茂樹、女子ツアーでも宮里藍が愛用。日本を代表するプレーヤーが使い、「やっぱり日本のゴルフ場で最高のパフォーマンスを出すのは日本ブランドでなきゃ」と誰もが納得するものだった。

それが海外からキャロウェイ、テーラーメイドらのテクノロジーを前面に推したドライバー、ボールではタイトリストの「PRO V1」、海外ブランドの波が押し寄せ、現在は「本場アメリカPGAのプロが使うクラブこそアスリートモデル的」な時代の流れもあり、かつての勢いは弱まっていた。

しかし、ここにきてまた名門復活の匂いがプンプンとしてきている。
9月の矢野経済研究所発表の月間クラブ販売数を見てみるとブリヂストンのニューモデルのアイアン「242CB+」が堂々の1位、そして2位は「241CB」と、見事なワン、ツーフィニッシュを決めたのだ。



ゴルファーの視線は国産フォージドへ

「242CB+」、「241CB」以外にも、とくに「国産フォージドアイアン」はゴルファーから見直され始めている。

ゴルファーたるもの、腕前に関係なく、誰もが「カッコいいクラブ」を使いたいと思うもの。しかし、カッコいいクラブはシビアである。購入時、いつか使いこなしてやると所有欲を優先して手にするか、ミスへの寛容性とスコア優先して、シャープな見た目を諦めるかを迫られる。そしていつしか「カッコいい=難しい」、「やさしい=カッコ悪い」のイメージがついてしまったのだ。

「のだ」というのは、いまは違うからだ。
現在はアイアンの製造技術が上がったことにもあり、見た目がシャープでもやさしいクラブが作れるようになった。わざわざ異素材を装着しなくても、バックフェース部の細かい肉厚の変化や目に見えない内部構造を変えることで、ミスに寛容なクラブが作れる。

さらにそれが日本メーカー発のクラブであれば、細かいところまでこだわっているはず、という信頼感もある。アイアンの顔でいうならば、目にはわからないようなグースが入っている、いや入っていなくてもその気持ちで作られたクラブは、日本のゴルファーのDNAに埋め込まれた感性を刺激する。

所有感を満たす作りのよさと見た目のイメージとは違うやさしさ、その象徴的モデルとなり売り上げを伸ばしたのが「242CB+」といっていいだろう。

そして今回は「242CB+」から派生したモデルが「241CB」ということだ。通常ならバリバリのプロモデルが作られ、そこから派生したやさしいモデルが作られるが、今回はその逆!

それだけに「242CB+」の完成度は高く、「241CB」は「これよりもうちょっとシャープなモデルが欲しい」といった声にこたえ、かゆいところに手が届くモデルになった。文字通り、‟プラスがプラスを生む”結果となっている。

じつはボールも人気上昇中!

さらにブリヂストンに限っていえば、ボールも水面下で使用率を伸ばしているという。

1月22日~7月24日の、10都県ゴルフ連盟・協会主催研修会 一般男性690名のメーカーシェアデータ(ブリヂストンスポーツ調べ)を見てみると、ブリヂストンが42.2%、競合A社が35.5%、競合Bが14.6%、その他7.7%と、こちらのほうも1位を獲得。プロの試合は契約に縛られるが、契約のないアマチュアの競技でこれだけ評価を受けているということは、「飛んで止まるボール」として認識されているということだろう。

「ツアーB X」と「ツアーB XS」はともにあのタイガー・ウッズが使うボール、性能がいいことに間違いないのは当たり前なのだが。

クラブとともにどこまでアマチュアゴルファーの信頼を得ていくのか、引き続き注目したい。