最後まで賞金王を争った石川遼 2025年、目指す山の「頂」は見えるか

2024/12/30 ゴルフサプリ編集部



究極のスイングとトップへの挑戦。石川遼の目指すところは?(写真は2024年日本オープン 撮影/相田克己)

2024年の日本男子ツアー、「三井住友VISA太平洋マスターズ」で通算20勝目を挙げて最終戦まで賞金王レースに加わっていたのが石川遼でした。12月にはアメリカPGAツアーのQT(予選会)にも挑戦したシーズンの途中には、「目指しているものを『山』に例えると、今は何合目にいるのか。頂上がどれぐらい高い所にあるのかもわからない」と話していたこともありました。2025年は「頂」が見えるようになるのでしょうか。

「マンシングウエアオープンKSBカップ」で優勝。照れながらインタビューを受けた様子から「ハニカミ王子」と呼ばれるようになったのは、まだ15歳の高校1年生だった2007年。石川は当時を「何もごまかさずに、ガンガン攻撃的にいって。悩むこともそんなになかった」と振り返ります。
当時の座右の銘は「急がば回るな」。翌2008年1月にプロ転向して、2009年には賞金王に。まさに、この言葉通りに突っ走っていました。