90切りには“限りなくパーに近いストロング・ボギー”が必須! 第一にマスターすべきは「ピッチ&ラン」
吉本巧のゴルフギア教室 第48回
今年こそ90を切る! そんな目標を掲げているゴルファーに吉本巧からのアドバイス。それは、限りなくパーに近いボギーを狙うこと。そして、そのためには第一にピッチ&ランをマスターすることだと言う。その理由を詳しく解説してもらおう。
90切りを目指しているレベルの方なら、スイングはある程度固まっていると思うので、それを生かして計画的にボギーオンさせることが第一段階。パー4なら3オン、パー5なら4オン、パー3なら2オンですね。目指すところは全ホールボギーオンで、とにかくボギーを量産しましょう。
90切りにはティショットで飛ばして2打目で乗せるキレイなゴルフは不要。その概念はひとまず捨ててください。ただし、ボギーはボギーでも、限りなくパーに近いボギーをとりたい。タップインできたり、OKをもらえるボギーで、僕はこれを“ストロングボギー”と呼んでいます。
ストロングボギーをとるにはアプローチが重要です。当面の目標は30ヤード以内からストロングボギーで上がることですが、そこでぜひこの冬の間に取り組んでいただきたいのが、ひとつの打ち方でアプローチを固める作業で、これが第二段階。90切りにロブショットやランニングなど、アプローチの引き出しが必要だと思っている方が多いですが、それはまだ先の話です。
おすすめなのはオールマイティなピッチ&ラン。幅広い距離を打てるロフト52度前後のウェッジでピッチ&ランを固めましょう。これだけでいいので、弾道の高さやキャリーとランの割合、トータル距離をできるだけ正確につかんでください。