ショートアイアンの距離差が出ないのは“逆ループ”が原因? クラブを“外”から上げて修正して!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.55

ウェッジが高く上がりすぎて飛距離が出ず、毎回ショートしちゃう! スコアに直結しそうなこの悩み、何が原因でどう解決すればいいのか? JLPGAティーチングプロ・勝又優美が注目したのはトップの手首の角度だった。
今回のテーマはショートアイアン。「ウェッジを含め、9番アイアン以下で打った時の飛距離の差が出ず、ウェッジは軒並みショートします」というKさんのお悩みです。Kさんは50歳、ゴルフ歴は22年でアベレージは90台半ば。9番以下は、PW、ロフト52度と56度のウェッジというセッティングです。
番手が短くなるほど距離が出ず、打球が高く上がってしまうということでしたが、これはインパクトでフェースが開き、本来のロフト以上の角度で当たっていたため。Kさんのトップを見た段階で予測できました。トップで左手首が甲側に折れていたのです。こうなるとフェースが開きます。そのままクラブが下りるとフェースが閉じてきませんから、開いたまま当たって上に飛んでいたわけです。