ピン「G440 K」 VS キャロウェイ「QUANTUM」 振りやすい大MOIヘッドと飛びと打感が進化した三層フェースはどっちがオススメ?
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第227回
ピンの「G440 K」、キャロウェイの「QUANTUM MAX」、テーラーメイドの「Qi4D」、それぞれの個性をどう見極め、どう選ぶべきなのか。今回は、大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏とともに最新モデルの特徴を整理しながら、「G440 K」と「QUANTUM」シリーズについて語り合います。
慣性モーメントが大きくても振りやすい「G440 K」
野倉 前々回、テーラーメイドの最新モデル「Qi4D」を取り上げましたが、キャロウェイ「QUANTUM(以下クアンタム)」とピン「G440 K」はまだでした。T島さん、この2モデルの印象はどうですか?
T島 「G440 K」は「G430 MAX 10K」の後継モデルです。「10K」まで高めてししまったので、次はどうするのかと思っていましたが、今回は「10K」に固執せず、ルール規制されていない横方向の慣性モーメントを高めてきましたね。
野倉 慣性モーメントが大きいと曲がりにくい反面、飛距離が落ちる印象がありますが?
T島 そう思われがちですが、前作の「G430MAX 10K」も意外とスピン量が少なく、しっかり飛んでいました。今回の「G440 K」も、ロースピンモデルの「G440 LST」ほどではないですが、「G440 MAX」よりも低スピンです。
野倉 ヘッド後方のウェイトが可変になっていますが、見た目には移動量が少なく見えるのであまり効果がなさそうですが、どうでしたか?
T島 ウェイト自体が重いので、しっかり効きましたよ。
野倉 それは安心ですね。一般的にボールが上がりやすいモデルはスピン量が増えがちですが、ロフトを寝かせる・立てる調整で最適化できそうです。
T島 そこは重要なポイントです。「G440 K」は球が上がりやすいので、私の場合はロフト9度でスピン量が最適になり、飛距離が伸びました。
野倉 テーラーメイドの「Qi4D LS」では、10.5度が最適ロフトと言われていましたね。
T島 そうです。僕の場合、「Qi4D LS」の9度だとスピンが足りませんでした。
野倉 T島さんは、慣性モーメントが大きすぎると振りにくいとよく言われますが、ピンのクラブは高評価しますよね。
T島 ピンは慣性モーメントが大きくても振りにくさを感じませんし、打点も安定しますからね。ですが、”大きくても振りにくくない”の理由はいまだに解けていません。
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クアンタムの完成度と“ロフト選び”の重要性
野倉 「QUANTUM」のドライバーは5モデルありますが、いかがでしたか?
T島 まずスタンダードモデルの位置付けとなる「クアンタム MAX」の完成度が高いです。低スピンで初速も速く、打感もソフトでフェースにボールが乗る感覚があります。
野倉 デザインも大きく変わりましたね。
T島 デザインチームが変わったと聞いています。性能面では、モデルごとの個性がはっきりしていますし、「クアンタム MAX D」はつかまりが良く、「MAX FAST」は軽量で振りやすいです。
野倉 いつも遅れて発売する「トリプルダイヤ」は、同時発売されましたね。
T島 今回は数量限定ではなく、選択肢として用意されています。とても完成度が高いですね。
野倉 結局、どれが売れそうですか?
T島 ピン人気は続くでしょうし、「G440 K」が本命です。しかし、キャロウェイの巻き返しには期待が持てます。テーラーメイドはフィッティング重視が強調されており、従来に比べて性能面の訴求が少し弱く感じますが、問題視するほどのことではないと思います。ちなみに、私が買うとしたら「Qi4D LS」です。
野倉 なるほど。シャフトだけでなく、ロフト選びも重要だと感じました。
T島 その通りです。各社ともモデル数が増え、微調整が前提の時代です。「俺のロフトは9度」と決め打ちせず、計測した数値や弾道で判断することが重要です。
野倉 シャフトとロフトの組み合わせ次第で、飛距離は大きく変わりますね。
T島 基本スペックをきちんと選ぶだけで、まだまだ伸びしろはあります。新しいテクノロジーだけでなく、基本を見直すことが飛距離アップの近道です。
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T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
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