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フォーティーン史上もっとも売れたアイアンといえば「TB-5 FORGED」（2020年11月発売）だが、その後継として昨年11月に発売されたNEW TB-5 FORGEDもスタートから好調なセールスを続けているという。軟鉄鍛造アイアンのブームが再燃している折り、とりわけNEW TB-5 FORGEDに人気が集まっているのはなぜか？　理由を探るべく、フォーティーンに強いショップとして知られる二木ゴルフ高崎店を訪ね、店長でクラブフィッターの宮前雅巳さんにお話をうかがった。
取材協力／二木ゴルフ高崎店

ゴルフ用品に限らずヒット作の次のモデルは苦戦するというジンクスがあるが、「NEW TB-5 FORGED」には当てはまらなかった。

「TB-5 FORGEDは高崎店で最も売れているアイアンで、二木ゴルフ全体でもトップクラスに人気があります」（宮前店長）

売れ方にも特徴的があり、前作からの買い替えと新規の購入者の割合が拮抗しているそうだ。

「初めの3ヶ月では買い替えユーザーが若干上回っていました」（宮前店長）

その背景には初代の発売から4年経ち初期のユーザーが買い替え時期を迎えていたこともあるが、そもそもの要因として「TB-5 FORGED」に多くのユーザーが満足していたこと、そして「NEW TB-5 FORGED」が同じコンセプトを踏襲したことが挙げられる。

「打感、飛び、寛容性の3要素はそのまま引き継がれている上に、初代ユーザーが感じていた些細な不満も完全に払拭されています。例を挙げると、初代はヘッドが少し大きく見えるという指摘がありましたが、2代目はサイズを変えずに細部の仕上げと形状でコンパクトに見えるよう工夫してきました。したがって寛容性はまったく犠牲になっていません。そんなフォーティーンらしいこだわりがユーザーの心に刺さったのではないでしょうか」（宮前店長）