アイアンでのティショット、ティアップが高すぎると芝の上のボールが打てなくなる!?

石井良介のゴルフ・すべらない話:第65回

2025/02/26 ゴルフサプリ編集部



アイアンでティショットを打つ際、ティのボールを乗せるお皿は地面からどのくらいの高さにありますか? もしも、ボールを置いて、地面とボールとの間に指が1本入ってしまうとしたら、それは“高過ぎ”だと石井良介は言う。でも、ティが高いと何か問題があるのだろうか? 詳しく解説してもらおう。

今回のテーマは“ティアップの高さ”。アマチュアの方に気にしてほしいティアップに関するあれこれをお話します。まず言いたいのは、アイアンのティアップが高すぎることです。ボールと地面の間に指一本が余裕で入ったり、それ以上高くして下からカチ上げるように打っている人が結構います。

百歩譲って、それでティショットがうまくいくならいいとしましょう。でも、そのスイングは芝の上にあるボールを打つ時には通用しません。それを承知の上で高くティアップしているなら僕も口をつぐみますが、そんな人はまずいなくて、すくい打つクセがついてしまっている人がほとんど。クラブがアッパーにしか入らないようにセットアップして、アッパーに打つクセを強化する格好になっているわけで、明らかに地面から打つショットに悪影響をもたらしています。

また、ティアップが高すぎると、たとえダウンブローに打ってもボールがフェースの上の部分に当たり、ロースピン気味にドロップした球が出やすくなります。芯を食ってもアッパーに当たりますから、クラブのロフト角以上にボールが上がってショートします。さらにティアップが高いとツマ先上がりになりやすく、その状況でインサイドからアッパーに振るとヒッカケやすくなる弊害もあります。

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