ピンのニアサイドだけは避けたい! グリーンを狙うショットは「外れても寄せやすいところ」が鉄則

石井良介のゴルフ・すべらない話:第69回

2025/03/26 ゴルフサプリ編集部



「グリーンを狙う時、外しても寄せやすいアプローチが残るように狙う、って言いますけど、これってわかったようでよくわからないんですけど……」という質問を受けた石井良介。今回は、グリーンを狙うショットのお話です。

バンカーや池などハザードを避けることを大前提として「寄せやすい」をすごくシンプルに言うなら、ピンまである程度距離がある方が寄せやすく、ピンに近いほど寄せづらい。これが“基本のき”。次にカップに向かって上り傾斜のシチュエーションは寄せやすく、下り傾斜は寄せづらい。カップに向かって上りでも、カップの先が下っていると、これまた寄せづらくなります。

つまるところ、ボールを止めるのが難しいアプローチは寄せづらいということ。アプローチではファーストバウンドでボールが跳ねます。グリーンが硬くて速いほどこの傾向は顕著です。そうなった場合、ピンのニアサイドほどファーストバウンドさせるスペースは狭くなるばかり。そのマージンが広い方が寄せやすいというわけです。

こうなるのは、アプローチでは小さく打つのが難しいからです。特にアマチュアの方は小さく打つのが苦手です。ですから、自分が気持ちよく振れる範囲で最も小さく振れる幅、例えば8時~4時でも、腰から腰でもいいですが、悪くてもその範疇で対応できるような距離のアプローチを残すことがポイントのひとつになります。

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