「ツマ先体重でアドレス」をカン違いするとスイングのバランスが悪くなる!?
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.4

これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンしてきた勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは「ツマ先体重」。やりすぎてスイングに支障をきたしているアマチュアが多いという。
競技を問わずスポーツでは、これから動こうとする場合に、ツマ先側に体重をかけて備えると言われます。確かに野球やテニスではツマ先体重で構えますし、その方が即座に動けることも想像できます。
ゴルフもスポーツでスイングはアクション。しかもアドレスで静止した状態からスタートしますから、動きやすい体勢をとりたい。そのためアドレスやスイングではツマ先側に体重を乗せておくことが推奨されます。
ご存知の読者も多いと思いますが、ゴルフでツマ先体重といった場合、母指球(親指の下の膨らんだところ)に体重、もしくは重心を乗せるという言い方をします。母指球は足の真ん中よりちょっと前側にありますから、母指球に乗せる=ツマ先体重と考えていいでしょう。