待ちチョロはどうしたら防げる? 打つまでの待ち時間はハッピータイムだと考えてみて!
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【5】

混雑しているゴルフ場では、前の組が詰まっていて打つまでの待ち時間が長くなってしまうことがある。ようやく前が進み、満を持してショットを放つ。なのに…ボールが数メートルしか転がらないチョロ(トップやダフリ)になる。いわゆる“待ちチョロ”。このゴルフあるある、どうしたら防げる?
今回のゴルフあるあるは待ちチョロです。どうして待ち時間が長いとミスしてしまうんですかね?
朝イチのティショットに近い状態になっちゃうからでしょうね。ジッとしていたら体も冷えてしまいますし、それまでのプレーがリセットされて体も気持ちも始めから、という状態になってしまっているんです。昼休憩後の昼イチのティショットや売店後も、けっこうミスしたりしませんか?
あるあるですね。技術的なことではなく、メンタルに依るところが大きそう。
そうですね。体が冷えちゃってミスしているのだとしたら、待ち時間の中で素振りやストレッチをすることで待ちチョロの確率を下げることができるでしょう。技術的な面でも気持ちの面でも、打つまでの時間をどう過ごすかが待ちチョロ回避のポイントになりますね。
素振りやストレットで体を動かしつつ、待ちチョロを防ぐメンタルコントロールをするということですか。
はい。まず、打つまでの待ち時間をサッカーでいうハーフタイムや給水タイム、テニスだったらセット終了後やコートチェンジの時の休憩時間だと捉えてみるのはどうでしょう。例えば、それまでのプレーの反省点を振り返る時間とか、これからのプレーで気を付けるべきところはどこかを考えられる、良い意味での待ち時間をもらえたと考えるんです。
待ちチョロまでの時間ではなく、ポジティブに捉えるということですね。
そうです。それから、その「待ちチョロまでの時間」という捉え方も良くありませんね。「待たされると、ミスするんだよな」と待ちチョロするだろうなと考えてしまうのもいけませんよね。
たしかに、そう考えるとスイングに影響が大きそうです。
待ちチョロに限らず、ミスするだろうなというネガティブな気持ちで打ちに行ったら、それはミスしてしまいますよね。