PWでも7番アイアンでも。ショット精度を上げたいなら、いろんな番手で100ヤード打てるようになろう
石井良介のゴルフ・すべらない話:第74回
ショットの精度を上げたい。それには「100ヤードを打つ力感を養うのが効果的」という石井良介プロ。では、どんな練習をすればいいのか。詳しく解説してもらおう。
前回はラウンドでの距離の見方についてお話ししましたが、アマチュアの方の中には「距離がわかったところで、その通りに打てないから関係ないョ」なんて言う人が結構います。でも「それがわかっているなら決まった距離を打つ練習をしましょうよ」と僕は言いたい。「できないからやらない」では、いつまで経ってもできるようになりませんからね。
それに、意図した距離をある程度打てるようになれば、テクニカルなミスをしたのか、ジャッジのミスだったのかが明確になります。ジャッジミスだとわかればスイングを疑うことなくラウンドを進められる。さらにミスのパターンがわかってくれば事前に対策も立てられます。
おしなべてアマチュアの方は、ミスが出るとスイングのせいにしがち。スイングはそのままでいいのに不要な手を加えて自滅するゴルファーも多いのですが、それを未然に防ぐことができます。ある意味、それが上達するということなのだと思います。