前半スコアが良かったのに後半はダメになる! は当たり前。ゴルフには平均の法則が働いている?
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【7】

今回のゴルフあるあるは、前半のスコアは良かったのに後半はダメ。なぜ前半のようなプレーが後半にもできないのか? 蝶ネクタイを締めたプロ、今野一哉とともに考察してみた。
今回のゴルフあるあるは、前半は良いのに後半はダメ! どうして後半って崩れちゃうんですかね。僕は年初からずっと100を叩いていて、そのラウンドはすべて前半は良いのに後半がダメになっちゃってるんですよ!
宝クジ当たった人が、金銭感覚がおかしくなっちゃって大失敗するみたいな話ですね。思いがけず、とても良いことがあると、その反動でよろしくないことが起きるということはありますよね。
良いことがあると悪いことがある。何か法則でもあるんですかね。
あると思いますよ。先日、ある先輩とも同じような話をしていたのですが、人生って前半がキツくて後半がラクなほうが良いよねって。若い頃に苦労しておくと、後々ラクじゃないですか。
そう言われると、たしかにそうですね。前半は良いのに後半はダメ、というのは、その逆ということですか。
孔子の論語に「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」という言葉があるじゃないですか。これは、何事もやりすぎると、やり足りないのと同じように良くない、という意味ですけど。これと似たようなことなんじゃないですかね。
良すぎるから、それが良くない?
前半のスコアが良すぎるというのは、なんと言うか分不相応な結果なのかもしれないですよね。実力以上の結果が出たから、前半が良かったと思うんじゃないでしょうか。すごく良いものを手に入れると、なんか胸がザワザワしたことありません?
あまり手に入れた経験がないので、よくわからないです(笑)
(笑)では、言い方を変えますね。上手くいきすぎてると、逆に不安になりませんか?
それはわかります! 仕事やプライベートなどが、うまくいきすぎていると、この後で何か悪いことがあるんじゃないかな、なんて思ったりします。前半は良いのに、も同じことが起きているんですかね。
それです。そのちょっとした不安がショットに現れてしまうという人が多いのでしょう。