菅沼菜々 縁が紡いだ復活勝利は宮里藍以来の快挙!!

日本女子ツアー「パナソニックオープン」で2年ぶりのツアー通算3勝目を挙げた菅沼菜々。昨シーズンはシードを失い、QTも102位に終わったことで今シーズンの出場機会が大きく限られた状況での勝利は様々な縁が紡いだものだった。(写真/Getty Images、森伊知郎)
最終日の菅沼は鮮やかな青いウエアを身にまといました。
これは、地平線から太陽が上がる直前の空の色をイメージしたパナソニックのコーポレートカラーを意識したものでした。
所属契約などを結ぶスポンサーでもないのでなぜ? と思うところ。
実は菅沼は昨年、「パナソニックホーム」を利用して実家を建てています。
これは以前にプロアマ戦でパナソニックの幹部の方と一緒になったことがあることから、建てるならパナソニックホームで、となったとのことです。
ちなみ今回の大会出場はその繋がりで、というのではありませんでした。
昨年末のQTで102位だったことで、今シーズンのレギュラーツアーの出場の順番が回ってくることはほぼありません。
そのため年間8試合の主催者推薦での出場の機会を前半戦に固めて、6月のリランキングまでに出場の優先順位を上げる狙いでした。
ただし結果は3戦出場して2回予選落ちなので、うまくいっていたとは言い難い結果です。
それでもプレーできるかわからない最終日用に、青いウエアを持ってくる律儀さ。
そんな「縁」を大事にするところが勝利を呼び込んだのでしょうか。
優勝副賞のパナソニック製品とともに記念撮影した時は「すごーい!」と素で喜んでいたので、近くパナソニックホームの家にパナソニック製品が溢れることになるのでしょう。