ゴルフの練習、ただ打つだけではもったいない!「状況をイメージ」する力がスコアを変える
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【8】

プロゴルファーも実践する「イメージトレーニング」。コースの展開や1打の状況を頭の中で再現することで、実戦の精度と集中力が格段に向上します。スコアアップを目指すなら、練習前に“考える力”を磨いてみませんか?
今野さん、先日、編集部で今度回るコースの攻略法について話していたんです。ティショットはどこを狙うか、グリーンを狙うときはこうしたほうがいい、ああしたほうがいい、みたいにけっこう具体的に。
具体的にですか。それはいいですね。
そうしたら、当日はまあまあいいスコアで、プレー内容も悪くなかったんです。とはいえ、ショットやパットなど、技術的な部分はいつもと同じなんですけどね。
編集部での会話が、いいイメージトレーニングになったんでしょうね。
はい。そう思います。サッカーとか他のスポーツの選手はよく「イメージトレーニング」って言いますけど、ゴルフでもやっぱり大切なんですか?
大切ですよ。ただし、それはサプリさんがしたような技術のイメージではなくて、ゲームメイクやマネージメントのためのイメージトレーニングですね。
やっぱりそうなんですね。
プロはイメージトレーニングを取り入れてますよ。試合でクラブセッティングを変えるのは、「このホールのこのショットでこの番手が必要」とイメージできているからです。
そうなると、ユーティリティやフェアウェイウッドは複数の番手を持っておきたくなりますね。
それはいいことです。お小遣いを増やしてもらわないといけませんね。
さて、遅くなりましたが、今回のテーマは「ゴルフが上手い人って記憶力がいい」です。ホールレイアウトだけでなく、グリーンの傾斜やハザードの位置、一打一打の内容をよく覚えていますよね。ゴルフの上手さと記憶力には、関係があるんでしょうか。
あります。それは記憶力とも言えますが、集中力と言ったほうが正しいかもしれませんね。