80台スコアは前半ハーフ42を目指せ! ティショットは飛ばしを捨ててフェアウエイキープが絶対条件

吉本巧のゴルフギア教室 第69回

2025/05/31 ゴルフサプリ編集部



スコア80台を出すことを目標とするなら、計画的なゴルフが必要だと言う吉本巧プロコーチ。キーとなる数字は「42」、前半のハーフを「42」で回ることが条件となると言う。詳しく解説してもらおう。

90切りが目標なら前半のハーフで42を目指しましょう。なぜ42かというと、90切りの人にとって30台はハードルが高すぎ。かといって45ではちょっと危うく、前後半でスコアが揃っても90は切れません。その点42は双方の真ん中に位置する数字。前半を42でラウンドできる日なら後半47はイケそうな気がしてランチも美味しくいただけます。貯金が多すぎず、適度なプレッシャーもあるいい頃合いの数字なのです。

理由はそれだけではありません。私はアマチュアの方に9ホールを3ホールずつ3つに分けてプレーするようすすめています。ハーフを3つのブロックで考え、小さな目標に対して成功体験を積み重ねる。必ずしも3ホールではないかもしれませんが、スコアメイクがうまい人の多くは、こういった考え方のもとでプレーしているものです。

さらに詳しく説明しましょう。ブロック(3ホール)それぞれの目標は2オーバーです。3ブロック(9ホール)で6オーバー。これでハーフ42になります。2オーバーの内訳はボギー2つにパー1つが基本です。みなさんがプレーするコースの場合、9ホール中3ホールは難しく、3ホールくらいはやさしい傾向にあるからです。

難しく感じる人もいるかもしれませんが、キモは闇雲に42を狙わないこと。トータルスコアを目標にするとバーディを取りに行くなど無茶をするので、それを防ぐための方策です。

もちろん行き当たりばったりでボギー2つにパー1つというわけにはいきませんから、9ホール中、どこでパーを取るかをあらかじめ決めておきます。得意なホール、距離が短いホール、フェアウェイが広いなど、自分にとってやさしいと思われるホールを選びましょう。逆に難しいホールを選び、それ以外のホールでパーを狙っても構いません。初めてのコースならシンプルに距離の長さで決めてもいいでしょう。例外はありますが、傾向的にはパー5がパーオンチャレンジのホールになるケースが多くなります。

残りの2ホールはボギーオンに徹しますが、距離が長い、ハザードが多いなど、特に難易度が高そうなホールは、同じボギーオン狙いでもグリーンの30~50ヤード手前にレイアップします。なぜならこのエリアに刻むプレーヤーが意外と少ないから。ディボット跡など不確定要素が少なく、比較的ライがいいセーフゾーンになっていることが多いのです。

人気記事ランキングまとめ