新製品はもちろん、ツアーでプロが使って話題のものや、ゴルフショップで売れ行き好調など、気になるギアを実際に試して、その使い心地を素材や設計の特徴とともに紹介。今回はミズノの超軽量「ST‐MAX 230 LITE」シリーズを紹介。

取材・文／大塚賢二 撮影／相田克己　協力／サザンヤードCC（茨城県）
GOLF TODAY本誌 No.639 104ページより

ミズノが29gのシャフトを装着した超軽量ドライバー「ST‐MAX 230 LITE」を発売した。同時発売のFW、UTとともに試打を行った。

まずはドライバーの評価から、
「46インチで268ｇなので、とにかく持った瞬間に“軽い”と感じます。実際に球を打つと、切り返しでは大きくしなりますが、インパクトに向けて“スッと”タイミング良くしなり戻って球をつかまえながら持ち上げるように振り抜けて、自然とハイドローが打てます。頼りなさや暴れ感はありません」と高評価。さらに、ヘッド重量は軽いはずなのに、当たり負け感もなく46インチという長さも感じないという。

「FWとUTはシャフトが球を持ち上げるように振り抜けて、高弾道と適度なスピンが得られ、キャリーで飛ばせます。ミスヒットにも強いのでやさしさも抜群です」ドライバーからUTまで、球のつかまりが良いのに、フェース向きがスクエアで構えやすい点も高く評価していた。

「シャフトのしなりが大きいので、スイングテンポが速い人だと、タイミングが取りにくくなるかもしれません。とは言え、特別気を使って振る必要はなく、しなりを感じながら振ればOKです」

ドライバーからUTまでセットで使えば同じタイミングで振れてラクに飛ばせるので、セットでの購入がオススメだという。また、お買い得感のある価格に設定されているところも高く評価したい。