ウェッジのロフトは何度が良いの? 迷ったらPWのロフトを基準に4度刻みで考えてみよう
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第207回
アイアンのロフト設定がモデルによって大きく変わることで、PW以降のウェッジのロフト選びに悩む人は多い。そこで、今回のテーマは、「ウェッジのロフトは何度が良いの?」。ゴルフギアライター・T島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏が語り合います。
この度、60度のウェッジをついに導入しました。
たしか60度のウェッジを入れたいがために、FWのセッティングを「3W・5W・7W」から「4W・7W」に変えたんですよね(笑)
その通りです。ウェッジは50度と56度の2本でしたが、そこに60度を追加。まだコースでは試していないのです。週末投入予定です。ちょっと試してみようかと。
でも、T島さんは60度は安易にセッティングに加えるべきではない、という考え方でしたよね。
はい。スコアメイクを考えると、アベレージゴルファーにとってはスコアを崩す可能性が高いクラブという認識は変わっていません。特に100切り、90切りがテーマのゴルファーにとって、危険度が高いクラブだと考えています。なぜなら、60度によるアプローチショットは、成功した時と失敗した時の落差が大きいだけでなく、失敗する可能性が高いと考えているからです。
基本的にゴルフクラブは、ロフトが小さいとボールに当てやすいですが、ボールは上がりにくい。ロフトが大きいと、ボールは上がりやすいですが、ボールに当てにくいですからね。
ロフトが大きくなると、フェース面に当たる前に、歯やソールが地面に当たったり、フェースの歯がボールに当たってしまったりしますからね。フルショットと違って、アプローチではヘッドをゆっくり動かすので、特に難しくなる。
はい。今回は「ウェッジのロフトは何度を入れるのが正解?」がテーマです。