タイトリスト「T100」&「T150」アイアンをラウンド試打! 高さをキープしつつ半番手飛ぶようになってる!

野村タケオのゴルフ実験室

2025/09/17 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ



みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。少し前に発売になったタイトリストのTシリーズアイアン、実は僕は前作の「T150アイアン」を使っていたので、今作ではどこが進化したのか興味津々。デザイン的にはあまり変わっていない感じがするので、正直あまり変わってないんじゃないの? と思ったり。ってことで、デザインが似ている「T100アイアン」とともにコースで打ち比べてみました。

〈取材・文・写真提供 野村タケオ〉

タイトリストの新しいTシリーズが発売になり、かなり売れ行きは好調のようです。特に「T250アイアン」が人気のようなのですが、確かにデザインは前作よりもかなりカッコよくなっているので、売れる理由はわかります。「T100アイアン」と「T150アイアン」もなかなかの売り上げらしいのですが、デザイン的には前作とかなり似ている。それでも新作ということは、どこかが進化しているということなのでしょう。一体どのくらい進化しているのかラウンドで使って検証してみました。

まず「T100アイアン」ですが機能的には前作よりも7番でロフトが1度立って33度となり、飛距離性能が少しアップしています。これはツアープレーヤーからの要望が大きかったそうです。

そしてヘッド内部の高比重タングステンの分割配置と、番手別に最適化されたプログレッシブ・デュアルキャビティ構造により、飛距離の安定性と弾道コントロールを両立しています。

3番~7番アイアンに採用されたバリアブルフェース設計(VFT)が、ミスヒット時のスピードと打ち出しを安定化。加えて、ミドル~ショートアイアンには新設計のシャープなスコアラインを採用し、ラフやウェットコンディションのフライヤーのリスクがある場面でも、安定したスピンコントロールを可能にしています。
また3番・4番アイアンには新マッスルチャネルを搭載し、重心を下げて打ち出しと最高到達点を高め、さらにボールスピードも向上していますが、これは僕たち一般アマチュアにはあまり関係ないかも(笑)。