アドレスが決まらず、気づいたらラウンド終盤……。違和感を感じたら、まずは前傾角をチェック!
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.33
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマはショットのアドレス。構え方でスイングは決まるというが、アマチュアは常に同じ構えができているのか不安でいっぱい。ラウンド終盤でやっとシックリきた、なんてこともよくある。ここではアドレスの前傾角度に焦点を当ててアドレスの迷いを断ち切る。
練習でもラウンドでも、アドレスが決まるまで時間がかかるアマチュアの方がたくさんいます。ダフりが多いと上体を起こしてアップライトに構え、逆にトップが多ければハンドダウンして前傾を深めにとる。これを繰り返すうちに、どうにかこうにか決まってくる、といった具合です。
適正な前傾角度は個々で違いますが、誰にでも自分に合った前傾姿勢があります。理想の角度より前傾が深ければバックスイングで上体が起き、浅すぎれば屈むわけですが、多くの人はバックスイングで起きる傾向があるため、ハンドダウンして前傾を深めに構えています。この構えだとスイング中は肩がタテに回る格好になりますから、バックスイングでは左肩が下がる感じになります。