ダフりそうと思ったら、肩のラインを地面と平行に! 「ティを高くしよう」は大間違い

勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.34

2025/10/24 ゴルフサプリ編集部



これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマはダフり対策。ダフりを怖がってドライバーやアイアンのティショットでティアップを高くする、あるいはアイアンでティアップしたボールを打つ練習をするのはいいが、それにより、かえってダフるようになっているゴルファーが結構多い。心あたりのあるあなたはご一読を!

ダフりが多い人が安全に打とうとしてティアップを高くするのはよくある話。安全そうですし、高い球も打てそうなのでそうするのだと思います。また、ティアップしたボールをフェアウェイウッドやアイアンで、ボールだけクリーンに打つ練習をしている人もいるでしょう。確かにダフりやトップをなくすには効果的な練習と言えます。

でも、イメージした通りにうまく打てている人は意外と少なく、ダフりが抜けなかったり、逆にハーフトップを連発する人もいます。それでもたまに当たると飛距離が出るので続けているのだと思いますが、多くの場合、バランスの悪いスイングが身についてしまいます。というのも、うまく当たって飛んだ時ほど、切り返しからダウンスイングで右肩が下がり、インパクトに向かってしゃくり上げるようなスタイルになっているからです。