90切りが目標になったらゴルフクラブはフィッティングで選ぶ段階! シャフト選びは特に重要!

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第214回

2025/10/24 ゴルフサプリ編集部 T島



飛距離を追い求めるだけではスコアは安定しません。ゴルフギアライター・T島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏が、90切りを目指すゴルファーが持つべきゴルフクラブについて語り合います。

 先週は「100切りのクラブセッティング」についてお話しました。今回は「90切り」がテーマです!
 「成功率の低いクラブは抜く」という話でしたね。確か50%を基準にしていましたが、90切りの場合はどんな感じですか?
 90切りの場合は「ミスしても平均飛距離の70%を出せるクラブを残していい」という基準が良いと思います。
 例えばドライバーの平均飛距離が200ヤードなら、140ヤード飛べばOKという感じですね。
 そうです。90を切るというのは、基本的にボギーペースで一つだけパーが取れればいい。つまり「ボギーオン」で十分なんです。飛距離を追いすぎる必要はありません。
 私は「ダブルボギー以上を叩かない」というテーマで90切りを達成しました。「叩いてもダブルボギーまで」という目標でもいいかもしれませんね。
 いいですね。ボギーオンが基本のゴルフだと、アプローチで“寄せワン”も狙えるようになります。つまり、ショートゲームが重要になります。
 3パットを減らすことも大切ですね。パット数は36を超えないように。距離が長い場合を除けば、2パットで収めたいところです。
 フィッターの立場から見ると、“3パットしないパター”ってどんなパターなのでしょう?
 人それぞれ好みの形状がありますが、大切なのは「構えやすい長さ」と「ライ角」。そしてグリップも自分に合ったものを選ぶことです。それだけでストロークの安定感が大きく変わります。
 同感です。私は新しいパターを買っても、最終的にはいつもの長さやグリップに変えています。見た目や流行だけで変えず、自分の“定番”を持っておくことが大切ですね。