ツマ先上がりから100ヤード先のグリーンどう狙う? 距離感をつかむ“傾斜マネジメント”
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
2打目が曲がって、ボールがツマ先上がりの傾斜に止まることがあります。残り100ヤードなら乗せられそうと思いがちですが、実はここに大きな落とし穴が潜んでいます。ツマ先上がりは左への引っかけが出やすく、グリーン周りにハザードがあれば一気にスコアを崩す危険もあります。今回は、ツマ先上がりのライから100ヤードを安全に攻略し、スコアを守るための考え方を紹介します。
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のパー4のホール、2打目が曲がって、ボールはけっこう急な傾斜のツマ先上がりのライに。残り100ヤードだったので、グリーン左側にあるピンを狙ったら、グリーン左の池に入ってしまった。狙わなかった方が良かったのかな?」と聞かれました。
私は「グリーン左の池に入れてしまったのは最悪の結果だったよね。グリーンの左側のピンを狙うのではなく、右側の安全地帯を狙った方が良かったよね」と答えました。ゴルフ友達から「ツマ先上がりがキツイと思ったら、刻むのもありかな?」とさらに聞かれました。私は「花道が広かったり、グリーン右手前からアプローチがしやすそうだったら、刻んで寄せワン狙いも選択肢だと思うよ」と答えました。
みなさんは、傾斜が多少急でもツマ先上がりでグリーンまで残り100ヤードだったらグリーンを狙いますか? 私もそうすると思いますが、多くのアマチュアゴルファーがグリーンを狙うと思います。でも、さすがにグリーンの左に池やOBがある場合は積極的にグリーンを狙うというよりは、花道やグリーン右側から安全に攻めると思います。